介護士の業務形態は、早番や日勤、遅番など時間で決められていることが多いです。
指定された時間に入浴介助や食事の世話、買い物など様々な業務を行うことになります。

しかし、この業務形態は1人の介護士の負担が大きくなってしまうというデメリットがあります。
時間が不規則になりやすく、1回の労働時間も長くなりがちなので、仕事を続けるのが辛くなり介護士を辞めてしまう人もいます。
それをどうにかしようと、介護シェアリングというシステムが作られました。

介護シェアリングというのは、時間で仕事を割り当てるのではなく、業務内容で仕事を割り当てる業務形態です。
例えばAの介護士は入浴介助のみを行う、Bの介護士は掃除だけを行うという具合です。
詳しくはこちらをご確認ください。

介護シェアリングのメリットは、介護士の負担を減らせることです。
特定の業務だけを行えばよいので、仕事が複雑になることもありません。
また、入浴介助だけであれば特定の時間だけ仕事をすればよいので、時間に縛られず介護士の仕事ができるというメリットもあります。
介護士の中には、家事や育児をしながら仕事をしている人もいます。
そういう人も、介護シェアリングであれば短時間だけ働くということも可能です。

業務が複雑化し負担が大きいという問題が解消されれば、介護士不足の問題も改善するかもしれません。
介護シェアリングを導入したところ、介護士の求人の応募が何倍にも増えたという事例もあります。
介護士不足を解決できるのではないかと注目されているのが、介護シェアリングです。