今や日本は働き方改革のもとに、働き方がテレワーク、フレックス制度、副業など多種多様となり、ワークスタイルは大きく変化をしています。
働き方改革とは少子高齢化で人口減少が進む中で50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しも活躍可能な社会を実現する取り組みのことです。
労働力人口が想定以上に減少しており、労働力不足の解消の対応策が必要となっています。

また日本は2025年には国民の4人に1人が75歳以上になる予測もでている超高齢化社会です。
今後も介護の需要は増えて介護職で働く人のニーズは高くなっていますが、その担い手が不足するという人材不足が深刻となっています。

現在の介護施設では、早番・日勤・遅番・夜勤といったシフト制の勤務が一般的です。
これにより24時間365日いつでもサービスを提供することができますが、一方で、一人一人の業務が多岐に渡り複雑化しています。
業務が複雑かつ極めて専門的である上にサービスの需要が非常に伸びていることが、慢性的な人材不足の主な原因となっています。

今まで複雑な業務を一人で行っていたことを複数人に分けて行う介護シェアリングという働き方があります。
勤務時間を分けた働き方ではなく、食事介助・入浴介助といった業務を細分化して、複数人で行う働き方です。
一人一人の業務がシンプルでわかりやすく、短い時間で働くことが可能となります。
時間の制約がある主婦層や学生なども気軽に介護の担い手になることができて、人材不足の解消に繋がるといえるでしょう。